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第2章 食と健康

第2章 食と健康

響 怜於奈

2013-12-20
響)院長がおっしゃるように、朝食は大変重要です。朝食にはエネルギー補給の他、体温をあげ、脳を目覚めさせる点にもメリットがあり、健康長寿のために不可欠といえましょう。
 朝食抜きで昼食をとりますと、長時間の飢餓状態を感知した胃腸がカロリーを一生懸命蓄積しようとし、昼食後の糖質(ブドウ糖)の吸収が早まります。そうすると血液中にしまいこまれたブドウ糖やコレステロールが中性脂肪になり、脂肪細胞として体内に蓄積され、内臓脂肪が増えます。したがいまして、朝食を抜くライフスタイルを習慣化させますと、血糖値の急激な上がり下がりを促し、肥満、糖尿病、高血圧症を招くリスクを高めることになります。
 逆に、血糖を安定させるような朝食をとることで、昼食や夕食後に血糖値が上がりにくいことがわかっています。食材としてはヤマイモ、オクラ、納豆などのネバネバ食品の中のムチンがインシュリンの分泌を抑え、血糖値をコントロールしてくれます。
 一方、朝は洋食のほうがいいという人やあまり食欲がない人は、ヨーグルト、果物、野菜ジュース(ただし糖分の多い果物ジュースだけとか、野菜果物のミックスジュースは歓迎できません)、オリーブオイルに付けたライ麦パンがいいと思います。
 時間がない人は、バナナ一本だけでもいいですね。バナナの香り成分であるオイゲノールは免疫力をあげます。バナナを食べてから3時間ほど経つと、白血病が増え、力が出てきます。バナナが苦手な人はりんご半分でもいいです。赤い皮の中に数百種類のポリフェノールが含まれ、体のサビ止めには優れた朝食になると思います。
なおみふじおクリニック
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